チョコレートの製造工程:カカオ豆からバーまでの完全ガイド

カカオの木になる果実から、私たちが手にする滑らかなチョコレートバーになるまで、どのような工程があるのでしょうか。ビーントゥバー(bean to bar)の全工程を詳しく解説します。

収穫と豆出し

カカオの果実(カカオポッド)は年間を通じて収穫されます。熟したポッドを収穫した後、ナイフで割って中のカカオ豆を取り出します。各ポッドには20〜50粒の豆が含まれ、白い甘い果肉(パルプ)に包まれています。

発酵

豆出ししたカカオ豆は、バナナの葉や木箱に入れられて5〜7日間発酵させます。この工程で豆の中の糖分がアルコールと酸に変換され、チョコレート特有の風味が生まれます。発酵が不十分だと、チョコレートは渋くて風味のないものになります。

乾燥と焙煎

発酵後、カカオ豆は天日で5〜10日間乾燥させます。その後、豆は焙煎されます。焙煎温度と時間はカカオ豆の種類と目的の風味によって調整され、一般的に120〜150℃で15〜30分間です。

粉砕と摩砕

焙煎した豆を粉砕して殻を取り除き、カカオニブを得ます。これを石臼やスチールボールで摩砕(すりつぶす)と、摩擦熱でカカオバターが溶け出し、液体のカカオマス(カカオリカー)になります。

コンチングとテンパリング

カカオマスに砂糖やミルクパウダー、追加のココアバターを加え、数時間から数日間コンチング(練り込み)します。最後にテンパリング(温度調整)を行い、光沢とパリッとした食感を実現して、チョコレートバーが完成します。

bean to bar chocolate making complete guide

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *